ガーディアンズ7

爆発した宿屋はそのまま燃え出した。
「やりました、ダインさま」
宿から少し離れた林の中で、ダインは部下の報告を聞いていた。
「これで任務は終了ですね」
「何を言っている。もし奴がガーディアンなら、確実に生きている。戦いはこれからだ。各部隊に伝えろ。宿屋の包囲網を徐々に狭めろとな」
「はっ!」


「アブね〜」
「何だったんだ?あれは?」
「魔法だな、多分。にしても、女郎蜘蛛なら早く気付くべきだった」
「女郎蜘蛛?」
「策略のひとつだ。女を刺客として送り、出来るようならそこで殺す。失敗しても相手は捕まえて尋問しようとするから、外への警戒がおろそかになる。前に一回はめられたよ」
「なるほど」
「で、グーグル、この女どうする?今気絶してるけど」
「大事な情報提供者だ。置いていく訳にはいくまい」「そうだな」
そう言って宿屋の瓦礫の中から立ち上がるカイン。
ビュッ!
「カイン!!」
カインめがけ放たれた三本の矢。だがカインは焦らない。
「ふっ!」
剣を鞘から抜き放つと同時に横に薙ぎ、降り下ろす。矢は全て真っ二つになって地に落ちた。
「どうやら囲まれたな、こりゃ」
「脱出出来るか?」
「やって見なきゃな。グーグルは女を頼む」
そういうと、カインは辺りをざっと見渡した。まだ暗いが大体の敵の位置は把握した。
「こっちだ!」
カインはグーグルに言うと、右に向かって駆け出した。あそこが一番敵が薄い。剣を振りかざして突撃するカイン。矢を斬り落とし、向かってくる2人を斬り倒した。どうやら闇人ではない。後ろからグーグルもついてくる。
「よし、これなら行ける」カインが言った時だった。「舐めてもらっては困るな。カイン」
カインたちの目の前に立ちふさがったのは、黒いマントを着た三人の男。
「私の名はダイン。リニートンガの司令官だ」
中心の男が言う。
「覚悟してもらおうか」
剣を抜く三人。
「覚悟?嫌だね」
作者: オカピ
閲覧数:614
2008/04/29 00:10:19公開

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